自己紹介とか職人のあれこれ
「職業ははんこやです。」って自己紹介なんかすると「今でも人が手で作ってるんですか?」とか、「どこで製造してもらうんですか?」って聞かれたり、反対に(?)「はんこ屋さんって大変ですね、生年月日で占ったり、姓名判断の勉強もしないと資格がもらえないんでしょう?」って言われたりします。
「お、友達がちょうどはんこ職人してるよ」って方はあんまり居ないと思いますんで、ちょっと自己紹介みたいな事を書いてみました。
【一級技能士】
労働大臣認定の検定試験によって認定されます。
受験には印鑑彫刻に15年以上のキャリアが必要です。
検定試験は会社印(外枠に株式会社○○○○、内枠に代表取締役印)の彫刻、署名判(小切手なんかに使う毛筆書きのはんこ)の版下を作る試験です。(もちろん、すべて手作業です。)

うれしがりのカンバン

労働大臣からもらった合格証書
某開運印鑑通信販売会社の広告で「○○県一級技能士第一号です。」と言ってる方が居ますが、私も
高知県一級技能士第一号なんですよ〜♪
・・・っていうか、毎年の合格者の通し番号なので必ず『第一号』は居ますのでどうってことないのですよ。
なお・・・『技能士』って『彫刻する技術を持ってる』って資格なんで『占い』とかは関係有りません。(笑)
【高知県知事表彰】
実は自慢したいのはコチラだったりします。(^^;;
『一級技能士検定試験』で特に優秀な技能であると認められた職人さんだけがもらえる賞なんですよ。
高知県知事(橋本大二郎)
から「優秀技能知事表彰」をいただきました。
高知の印章店でこの表彰を受けているのは、当店だけです。
エッヘン! v(^^)v
【屋号】
印鑑を販売だけでなく製造から全てしているお店は屋号に印房と付きます。
(房は制作をする作業部屋の意味です。工房とかって言いますよね)
はんこやさんっていうとお店に『職人さん』が居て、はんこを作ってるって思います?
実は販売だけをして、製造は外注しているお店も結構あるんですよ。
そんな『はんこやさん』は屋号に印判店とか印章店と付きます。
もっとも、最近ではこの区別もはっきりしなくなってきてますし、「はんの○○」とか「IN-SHOP○○」とかと言う屋号もありますので「かつてはそうだった」位に思ってもらった方が良いかもしれません。
当店はずっと『印房』です。(四代目なんですよ)(^^;;
【印鑑と印章】
印鑑の『鑑』とは鏡の意味で、捺印して朱肉が写ったものを指します。
『はんこ本体』は印章と言うのが正式ですが、一般に『はんこ本体』を印鑑と言うので、いちいち指摘しませんし(^^;; 、このサイトでも基本的にそう呼んでいます。

ホントはこれが印鑑

ホントはこちらは印章
【営業内容】
当たり前です(と自分では思ってます)が、実印や銀行印、ゴム印を製造して、販売するのがお仕事です。
名刺や葉書の印刷、表札も扱っているはんこ屋もあります。
当店も出来ますのでヨロシクお願いします。m(_ _)m
時々、「スタンプインキありますか?」とか「朱肉ありますか?」と聞かれる事が有ります。
はんこ屋って印鑑を作るだけが仕事で、朱肉とかは文房具やさんで買わなければならない様に、思われてるかもしれません。
シャチハタ印、スタンプ台、朱肉、捺印マットなどの用品も有りますのでどうぞご来店、お問い合わせ下さい。
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